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「Webサイトの継続的改善」のための手段として、「アクセスログ解析」をもっと有効に活用しましょう!このコーナーでは、「アクセスログ解析」を行うための手引き、分析方法や結果の活用方法などを、わかりやすく説明していきます。

2006年11月08日

「サイト内検索」の利用状況を分析する

「サイト内検索」という機能は、現在多くのサイトで設置されています。この機能は、あくまでサイトで情報を探すための補助的な情報提供機能ですが、わざわざこの機能を利用してまで検索されるキーワードは、そのサイトにとって大きな意味をもつ可能性があります。このサイト内検索の利用状況を分析して、サイトの利用状況について新たな視点からの洞察を進め、サイトの改善に繋げましょう。

最初に、分析するための準備として、アクセス解析ツール側の設定が必要です。多くの解析ツールで、サイト内検索の分析はできますが、サイト内検索は当然さまざまな種類がありますので、それに合わせて解析ツール側で設定して始めて分析は可能になります。

解析ツールの設定をして、データが抽出できるようになったら、分析を開始します。大きく3つの解析ポイントがあると考えられます。

(1)まず、サイト内検索でどのようなキーワードが多く利用されているかを確認しましょう。その中には、そのサイトで関連する情報を提供できないキーワードもあると思いますが、サイトに関連するキーワードも多くあるでしょう。まずは、そうしたキーワードに関連する情報への導線が悪いために、サイト内検索が多く利用される結果となっていないかを検証しましょう。

(2)次に、キーワードが利用されているのに、1ページも検索結果がないキーワードを調べます(以降の分析では、サイトに関連するキーワードに絞って分析を進めます)。サイト構築側では想定していなくても、確かに使われ得るキーワードがあるでしょう。その場合には、そうしたキーワードをページに組み込むことでサイト内検索結果が表示されるようにします。

(3)最後に、重要なキーワードで検索した後の経路分析を行います。そのキーワードで検索したときに、到達すべき目的のページに訪問者が間違いなく到達しているかどうかを調べましょう。この分析では、サイト内検索を基点とする目的ページまでの導線という観点で、改善すべき箇所がないかどうかを確認しましょう。

以上のように、サイト内検索の分析には、サイトの利用状況改善のための糸口が多くあります。特にASP型の解析ツールの場合は、設定しなければデータは保存されていきません。まだ分析の設定をしていなかったら、是非設定を行いましょう。

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