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「Webサイトの継続的改善」のための手段として、「アクセスログ解析」をもっと有効に活用しましょう!このコーナーでは、「アクセスログ解析」を行うための手引き、分析方法や結果の活用方法などを、わかりやすく説明していきます。

2006年12月20日

「訪問分析」と「訪問者分析」

AIDMAなどの消費者行動モデルから類推してサイト訪問者の行動を考えれば、必ずしも訪問者は1回のサイト訪問で、サイトの目的とするページに到達するのではなく、何度かの訪問を経てサイトの目的とするページに到達する、と考えるのは自然なことです。

最近、この考え方をベースにして、訪問者の行動を1回のサイト訪問だけで捉える「訪問分析」ではなく、複数の行動をまとめて捉える「訪問者分析」の重要性が高まっています。アクセス解析ツール「EBiS」に実装されている「間接広告効果測定機能」は、そのひとつの例と言えるでしょう。

EBiSの間接広告効果測定
http://www.ebis.ne.jp/a_ebis/indirect.html

この測定の目的は、本来サイトの認知に大きな役割を果たしている筈のバナー広告の効果を正しく捉え直すことですが、この測定の考え方の根本には、「訪問者の1回のサイト訪問だけ見ていても、その行動の理由は正しく捉えられない」ということがあります。

ただ、アクセス解析ツール自体に、こうした訪問者分析をするための機能の実装は不十分で、かつ、それ以前にどういった解析が有効なのかは、今後まだまだ研究が必要な分野だと考えられます。

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