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「Webサイトの継続的改善」のための手段として、「アクセスログ解析」をもっと有効に活用しましょう!このコーナーでは、「アクセスログ解析」を行うための手引き、分析方法や結果の活用方法などを、わかりやすく説明していきます。

2005年10月06日

アクセスログ取得型ツールの初期設定

アクセスログ取得型ツールのうち、以前のエントリーで紹介しました。ログファイルの入手もできたら、次はいよいよ、どれかのツールを選んで評価版をダウンロードします。ツール自体はどれでも構わないのですが、ダウンロードする前に気をつけて欲しいことがひとつあります。それは、ツールをインストールした後に行う、「初期設定」についてです。

アクセスログ型のツールでは、ログファイルを読み込む際に「初期設定」を行っていきます。この設定のひとつに、ログファイルをどのような方法で読み込ませるかということがあるのですが、この方法に関して誤解をもたれている方がいるようです。「ログファイルを読み込む」ということについて、こんなイメージをもたれてはいませんか?

誤解その1.一度にひとつのログファイルしか読み込むことができない。
月別、日付別でログファイルを分けて保存している場合も多くあると思います。そのような場合でも、「あるディレクトリの下にある、あるパターンをもったファイル名のログファイルを読み込む」といった設定ができます。

誤解その2.ひとつのサイト(ドメイン)のログしか読み込めない。
これがアクセスログ取得型ツールで最も多い誤解だと思います。例えば、http://www.host1.comとhttp://www.host2.comという2つのサイトをもっていて、この2つのサイト間の行き来がある場合、この2つをまとめてアクセス解析して、訪問者のサイト間での訪問状況を知りたい、と思うでしょう。実はアクセスログ取得型ツールでも、こうした複数ドメインのログファイルをまとめて読み込み、ひとつのサイトを扱うようにアクセス解析ができます。また、http、httpsでログファイルが分かれている場合もあると思います。この場合も、同様にまとめてログファイルを読み込むことが可能です。但し、こうした複数サイトのログファイルを読み込む場合、ログファイルのネーミングルールが同じでなければならない、ログファイルの出力フォーマットが同じでなければならないなど、いくつか制限がある場合があります。

誤解その3.圧縮ファイルをいったん解凍してから読み込まなければならない。
WWWサーバの設定を工夫して、最初からログファイルを圧縮した状態で保存している場合もあると思います。アクセスログ取得型ツールでは、こうした圧縮状態のままで、ログファイルを読み込むこともできます。また、日別に圧縮されたログファイルを連続で読み込んでいく、ということもできます。ただ、圧縮ファイルを読む場合は、ツール内でログを解凍しながら読み込むので、ツールのインストールされたマシンの空きハードディスクが確保されていることが必要です。

以上3点が、ログファイルの読み込みでよくある誤解として挙げられます。私が接するお客様にも、はじめ、こうしたことについて、明確にイメージをもてない方が多くいらっしゃいます。ツールの種類やバージョン(高価格版・低価格版)にも依りますが、こうした問題は全てクリアされています。そのため、評価版ツールをダウンロードする前に、こうした点に問題がないかどうか、確かめておきましょう。ただ、高機能であればあるほど、販売価格は高くなります。評価版は無料ですが、実際の購入を検討する場合には、その点に気をつけて下さい。

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